株主名簿の名義書き換え手続き
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【目次】
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1.株主名簿の名義書き換え請求とは
非上場株式について株式の譲渡があった場合に、その取引は譲渡者と譲受者の相対取引で行われます。
そのため、株式の異動があったことを株式の発行会社へ伝え、株主名簿の名義を書き換えてもらう申請を行う必要があります。これを株主名簿の名義書き換え請求と呼びます。
名義書き換えの請求方法は所定のルールはなく会社ごとに定められています。
株主名簿管理人を設置している会社については所定のフォーマットが備え付けられているケースが多いです。
まずは発行会社へ連絡し確認してみましょう。
2.株式会社の名義書き換え実務
株式会社は名義書き換え請求を受けた場合にどのような対応が必要でしょうか。
会社は株主から名義書換の請求を受ると、株主名簿に名義書き換えの処理を登録し、旧株主から新株主へ持分の移動を記録します。
この時、株主名簿の記載された株主本人からの請求であることを確認するため確認書類を受領します。
一般的には下記の状況に分けて資料を受領します。
【確認資料】
名義書き換え請求書の他に以下の確認資料
- 売買による場合:株式売買契約書等
- 相続による場合:死亡証明書、戸籍謄本、遺言書等
- 合併による場合:合併契約書等
会社はこれらの資料を受取り、株主本人の同意のもとで株主名簿の名義書き換え請求が行われているか確認し、株主名簿の名義を書き換えます。
株主名簿管理システムの「Shares」では新規取引登録ページより株主名簿の名義書き換えを登録することができます。
3.まとめ
会社は株主からの名義書き換え請求を受けた場合、その請求が株主本人によるものか十分に確認したうえで名義書き換え手続きを実施します。